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花火の写真を撮ったことはありますか?
お金もかけずに、ちょっと工夫をするだけで、思ったより結構綺麗に撮れたりします。
あと、面白いのが、どんな写真になるのか予想があまりつかないところがあります。
今年の夏の写真も含めて、以下にちょっとアップしています。
http://g3.hada.org/index.php/naoki/fire/fireworks
たいしたことはあまりないのですが、自分にとっては、結構満足な出来でした。
いつもは花火の全景が収まるように、写真を撮っていたのですが、今年はちょっと趣旨を買えて、拡大してみました。
これが結構、面白くて、星の写真のようです。見たことのない星座のようで、そこがまた面白いと思いました。
アメリカの花火は、日本に比べると物足りないのですが、拡大の写真で撮ってみると、楽しみが増えました。
星の写真は、機材もいろいろお金がかかったりしますが、それに比べると花火はもっと手軽に楽しめると思いました。
カメラと三脚があれば、とりあえず花火の写真が撮れます。
マニュアルでシャッターを開放にできるバルブモードがあるカメラであれば、レリーズがあるとさらにいいです。
シャッターを手で押すと、ぶれたりしますので、レリーズがあるといいです。でも、ない場合には、タイミングがコントロールできませんが、10秒とかのタイマーで撮ることができます。
ちょっと古いカメラなのですが、Canon G10というコンデジでも上記のように写真を撮っていました。
そのときの設定は、マニュアルモードで焦点距離は無限大にして、ISO 100でF8で10秒ぐらいでした。
コツは露出オーバーにならないように、ちょっと暗めに撮るといいかと思います。
ズームで拡大した写真を撮ってみようと思ったときに、一眼レフのほうで撮ってみました。
バルブモードで、レリーズを使いました。ISO=100で、F10で、タイミングを見計らって、5秒から15秒ぐらいでした。
焦点は、無限大にはしていないです。打ち上げ場所が、たぶん、300-400mほど離れていると思ったのですが、そのあたりに水のタンクの塔なのか、目印になるものがありました。花火の始まる前に、そこに焦点を合わせておきました。
それで、オートフォーカスを切ってマニュアルフォーカスで、さらにライブビューで10倍ズームにして、焦点を合わせておきました。
あと、ライブビューができるカメラは、ミラーが上げたままにできるので、その状態でレリーズを使ってシャッターを切るといいようです。そうすると、ミラーの振動も低減できるようです。
最初、5D Mk2のキットでついてきた Canonの28-105mのレンズを使ってみました。
あとでもっとズームしてみたくなって、古いSIGMAの70-300mmで撮ってみましたが、
ピントがあまりあっていなかったのか、細部があまり綺麗に撮れませんでした。
撮った写真はLightroomでちょっと調整をしています。そのために、出来ればRAWで撮っておくといいかと思います。
JPEGだと、8x8ピクセルで圧縮をかけてしまうので、ピクセル単位で拡大してみると、ぼやけてしまいなんか編集する気が減ってしまったりします。
以下、私がよく調整する方法です。英語版を使っているので、日本語はちょっとよくわからないです。
1) Highlights を最小にする。これで露出オーバー気味の明るいところが戻ります。
2) Shadowsを適当に上に上げます。これで、暗い光も十分映るようになります。最大まであげると不自然に見えたり、背景が明るくなりすぎるようだと、少しもどします。
3) Exposure を上げて、綺麗に見える明るさにする。背景が明るくなると、花火っぽくなくなります。
4) Vibrance を不自然にならないくらいに上げます。そうすると灰色っぽい写真でも、色が入ります。
5) 最後、いい構図になるように切り取ります。
とりあえず、カメラのほかに三脚があれば、花火や夜景の写真は撮れますので、ためしてみるといいと思いますよ。
ありがとうございます。
-Naoki
ちょくちょく、どんな風に子供の写真を撮っているのですか?と聞かれるので、FAQをまとめてみました。
私が撮っている方法です。
Canon 5D Mk2 にCanon 50mm F1.4の短焦点レンズを使っていることが多いです。
ただ、ビデオ撮影用といつでも写真を撮れるように、Canon G10はいつも持ち歩いています。
Adobe Lightroom 3 で、カメラのRAWファイルを扱っています。
後で調整するのであれば、RAWファイルで撮るほうがいいです。
カメラのセンサーが12ビットの情報であっても、JPEGファイルにすると8ビットの情報に落ちてしまいます。RAWファイルにはカメラのセンサーの情報が入っていますので、そちらのほうが情報が多く含まれています。
カメラのフォーカスポイント(焦点)を子供の目にあわせることが重要です。
目に焦点が合っていないと、いきいきした感じにならないです。
レンズの絞りを開放すると、背景がよくぼけます。
あまりぼけさせても、しょうがないので、適当に絞ります。
子供が止まっているときは、AV(絞り優先)モードにすることが多いです。
歩いているときなど、オートフォーカスが間に合わないので、P(プログラム?自動?)モードにすることが多いです。
あとで回転させたり、切り抜き(crop)をすることがあるので、ちょっと広めに撮れるように気をつけています。
回転すると、ちょっと画角が小さくなって、切れてしまうことがあります。
直射日光での撮影は、出来れば避けます。真夏のお昼ぐらいだと、日の当たっているところと影の光の差が大きすぎて、調整しても思ったように撮れないことがあります。
朝、夕、日陰、曇りの日であれば、気にしなくていいと思います。
Lightroom で、RAWファイルの現像をしています。
RAWファイルは、DNGファイルにコンバートして、年/月/日と別々のフォルダになるように仕分けしています。
ウェブとかブログやFacebookに出している写真は、ほとんど編集したものです。
大体1枚あたりの編集の時間は、10秒から20秒です。平均で15秒ほどとなります。
以下が、よくする調整です。必要に応じてです。
1)縦横の調整。画面中央で垂直を垂直になるように調整。2-3秒。
2)ホワイトバランスの調整。約5秒。
画面上で白の基準になるポイントで色を選択。うまくいかなければ、自動か写真を撮ったときのもの。
その後、色温度の調整で、肌色が活き活きと見えるように調整。ちょっと、黄色側にスライダーを動かすといい感じになることが多いです。
3)露出の調整。1-2秒。
デジカメは色とびをしないように、ちょっと暗めに露出を調整することが多いです。
ちょっと明るくすることで、上手な写真に見えることが多いです。
ここまでで納得のいく見栄えになるが多いです。
4)Fill Light の調整。1-2秒。
暗い部分だけを明るくする機能があります。直射日光下の写真や、逆光の写真はよくこれで調整します。
5)Black の調整。約1秒。
4の調整をすると、本来黒い部分が変に明るくなって、しまりのない写真になることがあります。
そのときにこの調整をすると、いい感じになることも多いです。
6)Vibranceの調整。約1秒。
上記の調整を多く入れると、色の鮮やかさがなくなってしまうことがあります。
そのときに、この調整をすると鮮やかさが出ます。Saturation よりも自然な感じです。
画像をシャープにする処理があるのですが、これは最後の最後で控えめに設定するのがいいようです。
実際には、LightroomのExport(出力)のところでのみ、設定しています。
とりあえず、カメラRAWで写真を撮ることをお薦めします。編集のところは、いま上手にできなくても、後でソフトがよくなると今できないことが出来るようになる可能性があります。その時に、できるだけ情報量の多い形で残しておくほうがいいかと思います。
もう一つは、撮った写真を見てみることだと思います。そうするとまた気が付くことが多いかと思います。
以前使っていたノートパソコンは、パワー不足で撮ったビデオすらまともに再生できないようなマシンでした。
1年ほどそれでもビデオを撮っていたのですが、あとで見てみたら、なんじゃこりゃというようなビデオばかりでした。
具体的には、水平が水平でない、手振れだらけ、パンのしすぎ、ホワイトバランスが合っていない、などなどでした。
あと、機材ですが、あまりお金をかけず、こだわらず、というのがいいと思います。とりあえず、フィルムカメラでの50mmに相当する、短焦点の明るいレンズが1本あるといいと思います。
ありがとうございます。
写真家のStephen Johnsonさんの写真セミナーに参加しました。
風景写真のプロの人です。http://www.sjphoto.com/
ノートからの抜粋です。
Slow down made change
ゆっくりすることで、違いが出た。
機材などの荷物がたくさんあるほうが、いい写真が撮れるそうです。
撮ろうという意気込みがあると、気合が入るようですね。
写真を撮りに行くのに、3脚を持っていくのでも、違いがでるそうです。
私もデジカメで、散歩しながら、適当にシャッターを押していたら、なにか面白い写真が撮れるかなと思ったのですが、 わけのわからない写真ばかりになってしまった覚えがあります。
Guess or measure
推測するか、計測するか。
カメラには露出計などのいろんな計測機能がついています。それを利用するのが正確な写真を撮る1つの方法です。計測ですね。
そうでなければ、推測するだけです。
グレーキャップという、グレーのプラスチックを売っています。それなどでカラーバランスをとると、やっぱり違うようです。
No clone tool, only crop
クローンツールは使わない、クロップツールのみ。
Photoshopなどで、いくらでも気に入らないところは修正できるのですが、 枠の切り取りとしてのクロップツールしか使わないという主義を持っているそうです。
レンズがセンサーのゴミなどは、まだ、本人も修正していいものか、どうか決めかねているようです。
このこだわりは本人のこだわりですので、なるほど、ということで。
JPEGの設定がRAW設定に与える影響
おそらくカメラによって違うと思うのですが、一応、Canonのカメラの話のようでした。
普通はRAW設定で写真を撮ると思いますが、実は使っていないJPEG設定での設定が影響するということでした。
推奨設定は以下のようでした。
-
コントラストを最低にする
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JPEGの画像のシャープ化をOFFにする
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JPEGのサチュレーション(saturation)をノーマルにする
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ISOの設定を最低にする
プレビューなどのヒストグラムの表示や、露出などの時間の計算がRAWのままではなくて、 JPEGとして変換されてから計算されているそうです。
もっと情報
後で整理するときのことを考えると、できるだけ情報を残しておいたほうが、やっぱり便利だということでした。
メタ情報にはすでにたくさんの情報があります。旅行などをしたときに、カメラの時計の設定が現地時間に合っていないと、 間違った情報になってしまいます。
後は、GPSの位置情報はやっぱりあるほうがいいようです。
ありがとうございます。
-Naoki