2009年2月 Archives
陶芸
シリコンバレー付近は、もともと湾のような場所ですので、 堆積物がたまった粘土質の土が多いようです。
陶芸をしているお友達が、庭の土でも焼き物ができるというほどだそうです。
あまり植物を育てるには向かないのかなと思っていて、土壌改良などのリサーチをしていましたら、それほどでもないようです。
粘土のほうが、砂地よりも全然いいということで、水も肥料もよく持つそうです。
ただし、水はけは改善しないと、根腐れなどを起こしますので、土壌改良するのがいいようです。
土壌改善
調べた中では、バーク堆肥というのがいいようでした。木の皮を堆肥化したものです。アメリカでも買えるかは不明です。
単に木の皮や落ち葉を十分に腐敗していない状態で、土に混ぜ込むと、窒素不足になるそうです。家の円形野菜ガーデンは、 庭の落ち葉を入れられるだけ入れていましたので、その状態です。
ミミズ
でも、道路際などの落ち葉のあるところにミミズがよくいるので、何度か拾ってきたおかげで、ミミズの多い土になってきました。
ミミズだらけになると、自分でたがやさなくても、ミミズが
耕してくれることになります。表面の雑草などはともかく、ミミズだらけのふかふかの土が理想となります。
窒素不足
窒素不足の解消ですが、豆系の植物を育てると根粒菌というのが、空気中の窒素から肥料としての窒素を作ってくれます。 そうするとバランスも取れるように思います。
雑草になりますけどクローバーなどもいいようです。なぜかは不明ですが、土をやわらかくするようです。
たしかに庭のクローバーをかなり手で抜いていたのですが、生えていたところは土がやわらかくなっているようでした。 空き地などで黄色い花の咲くクローバーだらけのところがよくありますが、その目的もあるのかもしれませんね。
コンポスター
去年、コンポスターを買っていろいろ入れていたのですが、失敗に終わりました。 下に剪定した枝を枝ごとたくさん入れていたのが原因だったようです。
その上に、野菜などの生ゴミや土も混ぜたのですが、下はカサカサに乾いて、上はドロドロに湿っていました。
コンポスタを移動して、土に埋めました。1週間に1度ほど、ひっくり返しています。
米ぬか
いろいろ見たところ、米ぬかをばらまくのがいいようです。昨日、1kgほど庭中にばらまいてみました。善玉菌(白カビなど) がたくさんある土になるようです。
善玉菌が多いと、落ち葉などが分解が早まりますし、ふかふかでバランスの取れた土地になるようです。
米ぬかは、その善玉菌のエサになるようで、定期的(1週間ごと、1ヶ月ごと、季節に1回という)にばらまくだけでいいようです。
おそらく、最初のころはちょっと頻繁にまいて改善して、メンテンナンスとしては季節に1回程度でいいように思います。
EMボカシ
EM (有用微生物群:Effective Microorganisms)のコンポスタを買って、EMボカシを作る予定です。 注文したので、届くのが楽しみです。
日本発の技術ですが、アメリカでも買えるのは助かります。
まとめ
家庭菜園などは、場所もそんなにありませんので、できるだけ、化学肥料や農薬なしで育てるのがいいと思います。
上記の中で一番手間がかからず、手軽なのは、米ぬかのように思います。
雨が降ればドロドロ、乾けばカチカチになってひび割れるところが結構あります。 柔らかくてフカフカでミミズだらけの庭を目指してみましょう。
ありがとうございます。
-Naoki
去年の11月に取り付けた雨どいですが、 このところの雨で詰まってオーバーフローになっていました。
土曜日に、登ってみたところ、枯葉と泥がかなり詰まっていました。
原因は、3つほどありました。
1)枯葉
リーフガードという、ざるのようなものを付けているのですが、落ちてくる葉っぱが25セントのコインぐらいの大きさで、 ちょくちょく通ってしまうようです。
2)つなぎ目
プラスチックの雨どいで10フィート(約3m)ごとにつなぎ目があります。そこにやはり詰まりやすいようです。
3)泥
屋根が大分古くなってきているので、アスファルトや表面の砂がボロボロになって落ちてきているようです。
他には、雨どいの勾配に問題があるのかなと思ったのですが、一応大丈夫のようです。
とりあえず、まだ雨が続くようなので、ちょくちょく掃除をしてみて、温かくなったら、 リーフガードを改造して小さな葉が落ちないようにするのと、庭木の剪定をまたすることになりそうです。
他の人へのお薦めとしては、やはりつなぎ目に泥などがたまりやすいので、つなぎ目のないアルミニウム・ シームレスのほうがいいように思います。
ありがとうございます。
-Naoki
私がもう肉を食べないと決めたのは、2007年のメキシコ旅行のときでした。
どこへ行ってもそうですが、あまりちゃんと下調べもしないで、気の向くままにあちこちを回ることが多いのですが、 ダウンタウンの市場のようなところにいました。日本で言えば、築地の小規模な感じでした。
そのときに、たくさんある肉屋さんあたりで、もう気分がよくなくなって、もうやめようと思いました。狂牛病のなどの関係で、4- 5年は牛肉は食べていませんでしたし、豚肉も2年ほどは食べていませんでしたが、魚と鶏肉は食べていました。 それももうやめようと思ったわけです。
糖質栄養素関係のビジネスで、健康や食品関係の情報は入ってきていましたので、もういつ止めるかというぐらいでした。
どちらかというと、健康のためではなくて、動物がかわいそうだからという面からです。そのあとで、「小さな宇宙人 アミ」を読んだり、 YouTubeで15年ぶりに「ふしぎの海のナディア」などを見たりして、そうだよなと思い出した部分もありました。
たまたま「わたしがベジタリアンになることにした五つの理由」というサイトを見ていたら、牛の屠殺のことが書かれていました。 眉間をピストルで撃つというのは聞いたことがあったのですが、それでは死なないようです。
http://www.asahi-net.or.jp/~PB6M-OGR/bit061.htm
よく似たことは、2008年にもアメリカでもテレビでも放映され、かなり問題になりました。実際に取材された屠殺場は、 閉鎖されたそうですが、どこでもにたようなものでしょうし、基本的には同じことをしているわけです。
知らなければいいのかもしれませんが、知ってしまったら、どうしますか? 私の場合には、うそもごまかすのも上手ではないので、 もういいと離れることにしました。
ベジタリアンといっても、ポテトチップスも含まれますので、いろんな食べ物があります。自分の体に合うものを選んでいくと、 すごく調子が良くなりました。とくに好きなのは、季節の果物です。マルチビタミンなどのサプリメントは食べています。
会社で半分以上の人がインフルエンザにかかっていても、風邪気味になって一晩寝たら全快ですし、お腹(特に下腹)もすっきりですし、 頭もいつもクリアです。肉を食べていたころは、ホルモンに与える影響からか、体のノイズが多かった気もします。あと、 以前よりも動物からも好かれるようになった感じもあります。
まぁ、ベジタリアンというのは、飽食の時代だからできることでもありますので、贅沢なことでもあります。
ありがとうございます。
-Naoki
なおき:「愛」とか「感謝」とか、よく言われます。「感謝」はわかるのですけど、「愛」というのは個人的にはよくわからないです。 自分でよくわからないのに、セールストークの決まり文句のように愛だの光だのというのを聞くと、 なんだかありがたいけど関係ないやと思ってしまいます。
実際に、「この世で一番大切なのは家族だ」とか、「この世で一番大切な場所は、ホームだ」という洗脳的なウソに近いように思います。
それでも、ペットを飼ったり、親になったりして、これが一応そうなのかなとわかった気もします。それは、 感謝も含めて見返りを全く求めない奉仕のような気がします。奉仕というか、自分でしたくてするというわけです。どちらかというと、 決意とかコミットメントに近い気もします。
それで愛と感謝の違いについて、インスピをもらいながら図解してみました。
どなたか、ちょっとこの図の説明と真偽を説明していただけませんか?
図のできばえは、まぁまぁですね。
まず、ピンクの外に広がる波紋のようなのが、根源からの愛といえます。あなたの言葉を借りれば、「宇宙を作ってしまったので、 全て最後まで面倒を見るぞ」という決意と無限大のサポートとエネルギーともいえましょう。
右上のピンクも同じように、根源神の子供のようなものです。根源から見ますと、このように育ってきて嬉しいというところでしょう。 そうしますと、サポートのエネルギーも指向性をもって、強化されます。意識の方向性のともいえましょう。また、色が違うのは、 星のようにそれぞれの個性を持った波長の違いのような色というものがあるからです。
ブラックホールやダークマターのようなものがあると、根源からのエネルギーが届かなかったり、 曇っているようにあまりよく見えなかったりします。いうなれば、愛というのはさえぎられたり、 フィルターされて勘違いされたりする可能性があるということです。
そうはいいましても、根源の子供のようなものはそこら中にいますので、反射光のようにあちこちから届くわけです。
「感謝」というのは、ブラックホールやダークマターにも遮られず、どこまでも届く性質があります。この性質の違いというのは、 単純さによるものです。「愛」が太陽光線のようにフルスペクトラムの光だとすると、「感謝」 はレーザー光線のように波長の限定した強力な光ともいえましょう。
潜水艦の音波探知機のように、反射してくる音が「感謝」というものです。もう1つ、勘違いは避けたいのですが、この「感謝」 の波動は救難信号のようなところがあります。根源からのサポートも増えます。上記のような志向性のある特別サポートですね。そうしますと、 ブラックホールやらダークマターのようなものも蒸発して消えていきます。
「感謝」というものを通して、「愛」というのものを学んで、「無条件の愛」を発するにようになるのが、簡単で確実な方法でしょう。
それが最初から、「愛」だけを求めていくとどこか勘違いしてブラックホールのようになってしまう可能性もあります。ある「愛」 を強調する宗教団体で、派閥争いや戦争などが多いのも、暗示しているでしょう。
なおき:なるほど。これは物理的に宇宙で何億光年とかいう話ではないですよね?ダークマターの説明もちょっと違うようにも思いますし。
ベルガ:物理的であり、心や精神といった内部的なものでもあります。人間の魂というのは、 まさにブラックホールのように底の見えない井戸のようなものです、その奥には根源へとつながり、物理的な全宇宙へとつながっています。
つまり人間の魂が、際限なく成長できる可能性があるというのはその構造にあります。そして、自由意志が与えられているのです。 それだけでも、少々感謝してもよろしいでしょう(笑)
精神と宇宙の2重構造は、意識から現実化する基本構造でもあります。この重要さがわかりますか? 自由意志があり意識から現実化ができるということは、なんでも思い通りになるということなんですよ! 使いこなすだけの価値があると思いますよ。
なおき:なるほど。確かに思い通りになるということになりますね。ブラックホールのほうなのですけど、あまりよくないんでしょうか?
ベルガ:それも本人の自由ともなります。光輝く存在になりたいのか、暗黒の存在になりたいかです。ブラックホールのような存在も、 掃除機のように便利な利用方法があります。自分の周りで、無駄に思えるものや不愉快なものも見つけたら、よく観察してみるといいでしょう。 それらにもそれなりの役割がありますので。
ただし、感謝されるものであるかは別の話です。
なおき:そうですね。試してみます。ありがとうございます。
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これはあまりにも手抜きすぎに思います。 カップラーメンが料理であるかという議論と同レベルにも思います。
ゴマについて
ゴマは体にいい成分がたくさん入っています。ごま油などいいですね。ただし、売っている炒りゴマは使わないようにしましょう。
すでに料理されて死んでいますし、ごま油が抜かれている場合もたくさんあります。
できれば、有機栽培で生のゴマを買いましょう。植物油の多くは体にいいものですが、酸化すると良くないものになってしまいます。
植物油自体は、空気で簡単に酸化してしまいます。ですので、一番いい方法は、そのまま食べてしまうこととなります。
ごま塩
小さめのフライパンで、ゴマと塩を入れて中火でかき混ぜながら熱します。
塩は少なめがいいと思います。パチパチ、はじけてきたら火を止めます。
非常にくだらないことなのですが、ご飯などのかけて食べると、なんと、ご飯がおにぎりの味になります(笑)
これがお気に入りです。
カレーふりかけ
こちらはもうちょっとましです。ゴマを上記と同じようフライパンで炒りますが、塩はいれないで、 代わりにカレー粉またはカレーのルウを少々入れます。
でも、あまりちゃんと混ざりませんので、火を止めてからスプーンなどでゴマをつぶして、混ぜ合わせます。
これで、ゴマのカレーふりかけの出来上がりです。
ルウなどによっては、ちゃんと火を通さないとお腹が痛くなるかもしれません。自己責任において、お試しくださいませ。
ありがとうございます。
-Naoki
先週の土曜日に、Jeanetteを通してお家を買われたお友達へのプレゼントで、 フルーツの木を一緒に買いに行きました。
God's Little Acre Nursery
Address: 19810 Almaden Rd, San Jose, CA
95120
Phone: (408) 927-8868
というところで、Phillという人がオーナーです。このお店は、普通のお店で売っていない珍しいフルーツがたくさんあります。 あと普通のフルーツの木も、「今年、実がなる」ものばかりです。
お友達には、梨とプルワ(ピーチとアプリコットのあいのこ)をプレゼントしました。
梨の木は、1本の木に、20世紀、新世紀、長十郎、豊水が接木されています。
プルワは、フレーバー・スプリーム、スプリーム・キング、スプリーム・クイーンと、もう1つ忘れましたが、4種類の接木です。
ついでに、自分のところ用にレモンの木と「仏陀の手」を買いました。
レモンはユーレカ・レモンのスタンダードサイズです。最近はお店で、ドワーフサイズのしか見ないのですが、 大きな木のがほしかったのです。
もう1つの、仏陀の手はFingered Citronとかいうそうで、日本語名はブッシュカン(仏手柑)というそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%AB%E3%83%B3
レモン系で、本来、実が閉じてレモンの形になるところが、グーがパーになるように、開いたものです。皮ばっかりで、 実はほとんどないのですが、匂いがすごくいいです。お茶などにいいようです。
あと、先週、別のお友達から山椒の木の苗をいただきました。お店では全く見かけたことがないので、どこで手に入れたのか謎です。
こちらは、山椒と味噌で、里芋の味噌田楽を作ろうと思っています。
ありがとうございます。
-Naoki
もみじの木は、Japanese Maple Treeとして出回っていますが、 この木は好きな人が多いようです。
どれくらい好きかというと、家を買うか買わないかを決める要素になるほどです。ずいぶん前に帰国したお友達も家を買ったときに、 庭に生えている紅葉の木を見て、ここにすると決めたそうです。聞いてみたら、他の国の人も同じくらいモミジが好きなようです。
HomeDepot で、数週間ほど前から出揃っているようです。といっても、一品種だけでSangokaku (サンゴカク珊瑚閣) というものです。
深紅に紅葉するのではないようですが、十分に紅葉するようです。いい点は、枝がすごく赤いです。これで、
サンゴの名前をもらっているようです。イロハモミジの一種のようです。
http://www.engei.net/Browse.asp?ID=23839
ということで、3ガロンのポットを買ってきて、今日前庭に植えました。
成長が遅いらしく、値段は高めで、3ガロン$37、5ガロン$49、10ガロン$85ぐらいでした。
前庭は、バラが30本ほど、この間の枝垂桜、今日のもみじ、去年植えたストロベリーツリー(Arbutus Marina)2本となりました。
裏庭は、ぱっと見た目には分かりませんが、塀沿いを歩くと1-2メートルごとに果物の木が並んでいます。今年の夏の成長具合で、 来年の冬に動かさないといけなくなる木がでてくるかもしれません。
2月は梅、アプリコット、3月は桃、4月はサクランボ、5月は?、6月はジャガランダ、7月はサルスベリ(百日紅)と、 しばらくいろんな花が楽しめそうです。
ありがとうございます。
-Naoki
なにが楽しいのかといいますと、フルーツの木が庭にあると庭に出るのがさらに楽しめるようになります。
観葉植物は、葉を楽しみます。花は、葉と花を楽しみます。フルーツは、葉と花と実を楽しんで、味わうこともできます。
お店とお家
家で育てられるけれども、お店などで滅多に売られないフルーツというのがたくさんあります。理由は単純で、柔らかくてすぐに痛んだり、 日持ちしないというものです。
日本だと、アケビ、ユスラウメ、びっくりグミなどがそうかもしれませんね。アメリカだと、サワーチェリー、パッションフルーツ、 グアバなどお店で売っているのは見たことがありません。
庭がない場合
その場合は、鉢植えなどでコンテナ栽培をすると引越しも一緒にできます。
あと、フルーツの木は、品種が接木などによって、育つ高さが違うものが売られています。標準がStandard、ちょっと小さ目が Semi dwarf、そんなに高くならないのが Dwarf です。
業界の流行りは、小さめの木のようです。売っているのはほとんど、DwarfかSemi dwarf です。
理由はどうも、大きな木だと1本しか売れないけど、小さな木だと3本ほど売れるからのように思います。
冬眠
2月になって、梅の花が咲いてきたようです。3月は桃。4月は桜ですね。ですから、1月が木が冬眠している時期で、 ちょうど良かったのですが、ちょっと時期は外してしまいましたが、まだ大丈夫です。
ベア・ルート
Bare Rootという「裸足の根っこ」という形式で木が売られています。
普通は、鉢植えで売られているのですが、木が冬眠中ということもあって、葉も全部落ちているので、根っこにおがくずをまいて、 ビニール袋に入れたものが売っています。
これが通常の半額ぐらいの値段です。HomeDepotで、$14-$17ぐらいでした。バラも同じように売っていて、$5ほどです。
クーポン
2月になってからのようですが、OSHで25%引きのクーポンが出ていました。OSH.com から Couponsのところで印刷して使えます。
まとめ
フルーツのなる庭やバルコニーにしましょう。
外へ出る楽しみが増えると思いますよ。
ありがとうございます。
-Naoki
なおき:上宮さんから課題をいただきました。現在の文明が始まって5000年ほどということですが、 5000年前と今で本当に人の意識は変わっているのかと疑問です。
私もあんまり歴史のことは詳しくないです。ただ、新聞などのマスメディアが登場してから、 人が得られる情報量が爆発的に大きくなったようです。それにともなって、比較ということが大きくなり、また意識操作されることも多くなって、 実際にはハッピーさは減っているようにも思います。
あと、ビジネスの論点から言えば、売れるものがいいものとか、正義のように見られるところがある気がします。 売れればいいということで、アメリカでは対人シューティングゲームがいつまでも売れ続けていますし、 日本のマンガもバトル物が王道とされているようです。まぁ、ゲームはともかくマンガは個人的には好きなんですけど、 バトル物は読んでて疲れます。
前回のお話と通じるところですが、意識や感情の暗黒面を刺激して効果をあげようとする、いうなれば暗黒マーケティングのようなのは、 どうなのかと思います。法律的にも、日本でも「えた」「ひにん」、インドのカースト制、ローマ市民、 中国での出身地など差別意識を利用したものもあります。アメリカには永住権などを利用した合法差別もあります。
どなたかご意見をいただけますでしょうか?
ベルガ:そんなに熱くならなくてもいいでしょう。ベルガとでも呼んでくだされ。
ちょっとこんな図を描いてくだされ。
このスペクトラムが、人間の意識の幅と思っていただいてよろしいです。 個人の意識ではなく、集団としての意識です。
意識といっても、右が高い意識というよりも、同じ赤が左右にあるように循環しております。
単純に見ても、昔と比べて持てる意識の幅が広がっています。それだけ、雑多になっているというわけです。 選択の余地が広いということですな。
絵を描くにしても、いろんな色があるほうが楽しいでしょう。色は自分で決められます。 勝たなければ気のすまないと自分で思い込んでいる人や、自分はいい上司や父親であろうと思う人もいるでしょう。
ただ、重要なのは自分で自分の色を決められるということ、その選択の幅が広がっていると言えましょう。
なおき:本当にそうなんですか?現在、企業などで会社員として働いている人の人口比率は歴史上最大でしょう? 世界の人口でも、 田舎で住んでいる人よりも、都市部(10万人都市)で住んでいる人のほうが増えたと、去年あたりに聞きましたよ。
単一化のほうが進んでいるではないですか?
ベルガ:生活様式と意識は関係はありますが、別物だと考えてくだされ。意識の幅が出るには、時間的な余裕が必要です。日々の生活や、 衣食住などにやりくりしているのと、暇になりすぎるぐらい時間の余裕があるのでは、違いましょう。
良し悪しに関してはここでは申しますまい。ただ、得られる意識の幅というものは、個人ではなく、文明、国、住んでいる場所、 育て親などから引き継がれてきたものです。それがあっての、選択肢の幅というものです。
そして、自分自身で選べます。自分で選ぶのですから、自己責任ということですな。ハッハッハ(笑)。
なおき:そうですか。そうですね。そうすると、意識の進化というのものはないのですか?
ベルガ:ありますとも。幅というのが生まれ、そこで選択の機会が与えられ、それを体験し、取捨選択をするというものです。 波長とはいえ、音階のようなものです。リズムもあれば、不協和音のようなものもあります。 現在のように社会状況が様変わりするようなときには、いい機会となるでしょう。
なんの機会か?自分自身を問いただす機会です。これでいいのか?このままでいいのか?
多くの者が問わねばならないでしょう。そして時によって、応援される色というものがあります。それに乗れたものが、 時代を動かすようになります。
力というものが重要な時期もありましたし、正義というものが重要な時期もありました。今はどういう時期なのか、 それを考えながら自分の色を選ぶのがよろしいでしょう。
なおき:なるほど。そうですね。感情とは別物ですよね?
ベルガ:似たようなものです。ただし、どちらがどちらをコントロールするかにもよりましょう。意識が感情を管理下におくのか、 感情が全てを支配するのか、それはみなさんが選べることです。
動物によっては、ホルモンの分泌で全く制御が出来なくなるものがたくさんおります。 人には自分で制御するかどうかを選択できるだけの意志というものがあります。意志という選択肢を大切にしてくださせ。
なおき:なるほど。よくわかりました。ありがとうございます。
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なおき:普段の生活でごく普通に人とのやり取りがあるわけですが、 ことにセールスや仕事上での命令やお金儲けなどといった目的を持つと、方法論が出てきます。
セールス、マーケティング、心理テクニックといった一応合法的なものから、非合法なものまであります。
それで、結果が同じように見えても、人の暗黒面を刺激するような方法だと長期的には、マイナスになるように思います。
実行時にはなかなか気がつかないこともあるように思うのですが、 そのような長期的なマイナスになるようなものは出来れば避けたいと思います。
なにか見分ける方法はありますでしょうか? どなたでもいいです。
ベリエール:おひさしぶりです。子育ても楽しんでいるようでなによりですわ。
質問のことに関しては、もう自分で気がついているでしょう。
それを語るもの、自分が影響を与えるものの目を見てごらんなさい。
口で言っているものだけでなく、心で語る部分が読み取れるでしょう。
それが本当に自分が意図したものなのか? 人に敗北感を抱かせてまで、自分の思うようにしたいのか?
それを望むものはそれだけのもの。いくら地上がいろんな人がいても、言語や経済だけでなく、精神的にもグループは分かれているのです。 求めるものが違います。
他の人の目に映る感情は、そのものだけでなく、自分自身を映す鏡でもあります。つまり、 周りが楽しく思えるときには自分自身が楽しいわけです。自分に合った環境が用意されます。
なおき:なるほど。人によっては、仕事とプライベートを切り分ける人もいますよ。切り分けないほうがいいのでしょうか?
ベリエール:良し悪しではなく、段階と考えるほうがよろしいでしょう。つまり切り分ける必要性です。新たな自分を作るためには、 仮面をかぶるのもよろしいでしょう。しかし、いつも自然体でいることができるのであれば、そのほうが望ましいでしょう。
多重人格のように道具として使い分けるのも方法ですが、自分自身を良く知れば統一された人格でいつも大丈夫でしょう。
なおき:そうですか。段階なのかもしれませんね。裏表なく、公私ともに同じでいられるほうが、楽ですよね。ありがとうございます。
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