Photoshop ユーザーグループ:6分で何か出来るか?

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昨日、Photoshop のユーザーグループのイベントに参加しました。

メインスピーカーの人は、 Suzette Allen (スゼット・アレン)という女の人で、以下のサイトに記事を書いています。

http://www.suzetteallen.com
http://www.shootsmarter.com

彼女の経歴は、写真のラボで働いていたそうです。そのときに、写真をネガからデジタルにスキャンするのに、 1枚あたり6分かかっていたそうです。つまり、6分ごとに次の処理をしなければならない画像がでてくるわけです。

効率を一番よくするためには、6分でどれだけの写真編集ができるか?というチャレンジになります。

つまり1秒でも節約することです。1分で1秒を節約することができれば、1時間で1分節約できます。1日8時間働く人は、 1年で約2000時間働くことになりますので、この節約が出来れば3日ほどの節約になるわけです。

そのためには、ショートカットキーやアクションで記録し、ファンクションキーに割り当てるということなどが必要になってきます。

話の中で、彼女の効率化に対する考えをいろいろ伺えましたので、印象に残った点を以下にリストアップしました。

  • パレットの基本配置
    左にツールバー、右にパレットを2つ。1つはヒストリーとアクション。2つめはレイヤー、チャンネル、パスです。基本的は、 ヒストリーパレットとレイヤーパレットだけを使っていました。
  • フィルターなどプリセットの状態で使う。
    Photoshopを、道具として使うためには、違う環境で使うと同じことをしても違う結果になるということは、全く効率的ではないからです。
  • 初期設定アクション(F12キーに割り当て)
     ファイルを開いた直後にするアクションです。バッググラウンドのレイヤーを2重にして、"Retouch"と名前を変更し、解像度を300dpiに変更していました。
  • Photoshopを、道具として使うためには、違う環境で使うと同じことをしても違う結果になるということは、全く効率的ではないからです。
  • レイヤー作成はバックグラウンドと修正用のみ。
    ファイルサイズの節約です。また、簡単に元画像と修正画像を比較できます。ただし、これにより多くの制限が発生します。
  • 不透明度(opacity)を下げる。25-30%
    何度もなぞることで、失敗の頻度をさげることができます。ただし、致命的なやり直しをUndoで、 1つだけやり直しをする以外にはほとんど失敗を気にせず次々と進みます。
  • スナップショットと、ヒストリーブラシ
    間違ったところや、修正しすぎたところを元に戻すは、かなり手間のかかる作業です。それを修正するには、スナップショットを設定して、 ヒストリーブラシ(Undo)で、バランスをとって戻していました。不透明度は、30%ぐらいでした。
  • 写真をレタッチの効果。
    お客さんに喜ばれる。修正されたと分かっても喜ばれる。大判プリントアウトやフレームなどがよく売れる。きれいになればなるほど、 より大判のが売れる。つまり、喜んでもらえて、儲かる。

つまり、作業で細かい間違いをするのは当然のものとして、後に戻らず、次々と前に進みながら修正するアプローチです。すばらしいです。

そんなわけで、とても楽しいプレゼンでした。

-Naoki

 

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