問答:変容と観察

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2008-08-22

なおき:ガタルさん、こんばんわ。お久しぶりでございます。今日もよろしくお願いします。

ガタル:久しぶり。いろいろ気づきもあったようであるな。

なおき:ひたすらペンキ塗りと育児の手伝いです。単純作業が多いですから、いろいろ気がついた部分があります。 ちょっと順番に質問を交えていきます。

ペンキ塗りなんですが、3回は塗りなおさないといけないのですが、今年よく聞いていた「変容」ということに似ていると思います。 英語での transformation (変身とか、さなぎから蝶への変態)の訳のようです。

1塗りめが破壊。2塗りめが融合、3塗りめが調和というようです。これは人もそうなんですけど、社会的なこともそのようで、 段階的にみると成熟度がわかる気がします。

例えば、日本で和とか調和を大切にするのは、3段階目の成熟度だと思います。アメリカの自由といいながら保守的な部分は、 2段階目の成熟度のように思います。

自分やその人にとってふさわしい場所などあるのでしょうか?

ガタル:自分で好きなように選べよう。成熟度といえども、季節のようなものである。1段階目は春のように芽吹き、2段階目は夏の茂り、 3段階目は秋の実りのようなものである。4段階目は、完成そして、静のときである。

今、いる場所がふさわしき場所。今、するべきことに集中し、今を楽しむのがよかろう。

未来を心待ちにするのもの構わぬが、日々の変化を発見とするほうが楽しめよう。

なおき:そうですね。探し歩いても、青い鳥は家にいたんですよね。

あとですね。ペンキを買いに行く途中で、お言葉をいただきました。「観察は体験以上に、価値がある」ということでした。 そのときに考えていたことからすると、観察とは他の人を観察することだと思います。

観察よりも、体験のほうが大切のような気もするのですが、どうなのでしょう?

ガタル:選べる体験は限られる。それを選ぶために観察は役に立とう。他人の顛末を見て、それを望まぬのであれば、 そこには過去の自分が見えよう。

自分も同じ体験をしたいと思えば、近未来の自分、現在の課題が見えよう。

ひとつの行為だけでなく、顛末まで観察することである。

なおき:あんまり観察ばかりしていて、行動を起こせなくなりませんか?

ガタル:人によろう。お前さんの場合、もう少し行動を控えてもいいぐらいである。

なおき:なるほど。そうかもしれませんね。お友達で、なかなか行動に起こさない人がいると、何でだろうとよく思うのですけど。確かに、 私の基準のほうがずれているのかもしれないです。

外装のペンキ塗りも、怪我なく、楽しんでさせていただいています。ありがとうございます。

ガタル:うむ。ちょうどよいリセットになろう。

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