不動産:物件を直接見るときのチェックポイント

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経験

大体、ここ2年ほどで300件弱、物件を見ています。外だけでなくて、中も見た件数です。

プロとしてはそんなに多くはないですが、そこそこ経験があるというぐらいです。プロといっても、Jeanette(妻)のお手伝いなので、アシスタントですけどね。

DIYや修理の経験も少々ありますので、そんな目から見ています。

ただ、偏った意見でもありますので、まぁ、参考程度にしておいてくださいませ。

チェックポイントの基本

家を見るポイントは、人を見るのと大体同じです。見た目も重要ですが、人のいうことよりも、行動をよく見るほうが確実といえます。

持ち物などは、行動の結果ともいえます。

あと、人は引越ししても、家は引越ししませんので、窓から見える風景はあまり変わらないものと考えるほうがいいと思います。


外見の第一印象

家の外見ですが、当たり前に重要です。気になるところがあれば、すべて覚えておくのがいいと思います。カメラがあれば、気になるところはすべて支写真に撮りましょう。1日に3-5件も見ると、細かいところなど、ほぼ確実に忘れます。

一緒に見に行くときには、写真を取りまくりとなります。大体、物件あたり60-150枚ほど写真を撮っています。

外見をチェックするときは、少なくとも両隣の家もチェックするほうがいいです。引越しすれば、確実にお隣さんとなるわけですから。

目の前の通りも、駐車されている車が多すぎないかなどチェックしましょう。ショッピングカーとが道にあるのも、考え物です。

あと、自分がしばらく住むことになる家を見ると、写真では分からなくても、直接行ってみると、直感的になにかを感じる人も多いようです。これは本人にしか分かりませんので、アンテナを立ててみましょう。

外装

屋根、雨どい、窓、などチェックしましょう。特に雨どいがなかったり、ちゃんと排水をしていないと、家の基礎が傷みます。

雨どいは、建物から5フィート以上離して排水をするのが推奨です。そうなっていない物件はかなりあります。

冬の雨季に見に行った物件ですが、排水がよくなくて、裏庭が水浸しになっていたところがありました。

コンクリートの基礎の場合、5センチほどは土がかぶらないようにするのが推奨です。土がかぶっていると、中の木が腐りやすくなるのと、シロアリが簡単に入り込むようになります。

中に入っての第一印象

この場合、匂いというのが気になる人が多いです。気にならなければ、基本的に合格です。カビの匂いなどは、要注意です。

あとペットの匂いがあったり、おしっこの匂いがするところもあります。その匂いのおかげで、物件が$100k ほど安く買えることもあります。個人的にはあまりお薦めしないです。

家の中が、わざと汚されている場合もあります。銀行差し押さえ物件の場合、もとの持ち主がそうする場合です。個人的には、物件にケチがついたように思い、あまりお薦めはしないです。

原因と結果というカルマの法則があります。過去の原因が未来の結果になるだけでなく、時間が逆転することもあるように思います。差し押さえになって自分が住んでいた家をわざと汚したり壊したりする人は、もともとそうなるべきであったとも思ってしまいます。

幽霊などの気配がすることは、よくあります。徐霊は素人でも簡単にできますので、あんまり気にしなくてもいいと思います。生木や塩を使う方法もあります が、基本的は掃除と笑いと感謝です。「となりのトトロ」で、引越ししてから、大掃除をして、お風呂に使って、大笑いをしたら、真っ黒くろすけが、森に帰っ ていったというエピソードがありました。それが基本に思います。

私も風邪などもめったにひかないし、病気で仕事を休むことなど普通ありませんが、物件を見に行った日に、疲れ切って寝込んでしまったことは、7,8回ありました。

以前は、冒険気分で古くて怪しい物件も見ていたのですが、ドアを開けたときの鼻センサーを重要視するようになりました。

水周り

キッチン、バスルームですが、水漏れのあとなどがないかよく見てみましょう。シンクの下などを開けてみましょう。

基本的に、綺麗に見えれば、大丈夫です。汚れているように見えれば、過去に漏れたことがある可能性がありますし、現在も問題がある可能性も残っています。

換気扇

台所には換気扇があっても、排気が外に出ていないことがあります。それであれば、マイナス点です。あとで外に排気できるようにできる場合もありますが、できない場合もあります。

できる場合は、自分ですると$300ほどで、人に頼むと$800といったところです。

バスルームの換気扇がついてないことは、意外に多いです。San Joseの場合、窓があれば換気扇はなくてもいいということになっています。そう言っても、換気扇があるほうがいいに決まっています。

バスルーム

バスルームに窓がない場合もあります。どう見てもよくありませんが、換気扇をつけっぱなしにすることで、カビなどは防ぐこともできます。ただ、電気代など考えると、窓があるほうがありがたいです。

ガレージ

ガレージが、居住スペースに改造されていることがあります。違法ですので、そのような物件は他にも変な改造をしていることがあるので、要注意となります。

ガス

キッチンにガスが来ているとポイントが高くなります。光熱費も安くなりますし、健康に気を使って料理をする人は、ガスを好む人が多いです。

乾燥機もガスのほうが、圧倒的に光熱費が安くなります。

温水器

通常はガスの温水器で、タンク付きのものです。電気であれば、マイナス点。瞬間湯沸し器タイプであれば、ポイントが高くなります。

古いように見えれば、またマイナス点です。

ヒーター

セントラル・ヒーターが大体あると思います。クーラーをつけられるものであれば、ポイントアップ。銀行差し押さえ物件では、クーラーの屋外器が盗まれていることもあります。$2000-$3000だそうです。



窓が2重窓になっていれば、ポイントアップです。あと、窓から外に見える風景もチェックしましょう。隣の窓が見えれば、向こうからも見えるということになります。

プライバシーは、お金に換算できる価値あるものだという認識がいいと思います。



カーペットは、静かでいいですが、薬品とほこりだらけになります。アレルギーや喘息もちの人は、避けるか張り替えましょう。

普通の木の場合、状態によりますが、よければポイントアップ。状態がよくなくても、フロアサンディングで削って綺麗にできます。

パーゴ(印刷の合板)の場合、状態がよければ、とりあえずOK。よくなければ、マイナス点。サンディングできないので、張替えになります。

配電盤

配電盤がいかにも古ければ、問題になることがあります。全部の配線を新しくすると、1万ドルほどかかるそうです。
新しいタイプであれば、ポイントアップ。

水道管

古い家で、水道管が鉄製のものであれば30年も経つと中が錆びて、水の出がよくなくなります。銅製のパイプに変更されていれば、ポイントアップ。

屋根

屋根を張り替えると1万ドルほどかかります。古いように見えれば、その覚悟です。アスファルト・シングルであれば、3枚まで重ねられます。重ねるだけであれば、3000ドルほどでできます。

ぱっと見て、定規で測ったようにまっすぐでペッタンコに平らに見えれば、1重の可能性が高くて、ポイントアップ。なんだか、でこぼこに見える場合には、2重、3重の場合もあります。その場合は、マイナス点。

屋根が、陶器製の瓦のような場合は、大体50年保障の瓦です。ポイントアップ。アスファルト・シングルの場合、20-30年保障です。

ウッド・シングルの場合は、マイナスポイント。雨漏りの可能性も考えると、物件自体避けるほうがいいかもしれません。

雨漏りなどのあるばあい、数ヶ月で木は腐ってぼろぼろになります。

裏庭

元の持ち主の趣味が現れるのが、裏庭だったりします。見えないところをどのように手入れするかです。

好みのよりますが、フルーツの木などがあれば、ポイントアップ。

庭を綺麗にしていて、銀行の差し押さえになった人などは、気の毒に思います。

まとめ

気がついたところをまとめただけになりました。基本的には、気になる点の場合、改善が必要なことなのか、改善ができるのとなのか、費用と期間はどれだけかかるのか、それだけの価値があるのかということになります。費用の点など、別の記事で書きます。

物件を見るときには、自分の目もそうですが、感覚を信じてみるのもいいと思います。

ありがとうございます。

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