問答:本音と建前 対人関係のチェック項目

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honne_tatemae.jpg 2009-06-24

なおき:やはりというか、しゃべる前の子供は人の心を読むのが上手のようですね。

他の人には自分の考えはわからない、というのが一般常識ですが、練習すれば上手になるようです。

確認できない場合には、勘違いの可能性もあるので、過信はしないほうがいいとは思います。

ただ、心が読めても、話したり表情に出したりという行動の部分はちぐはぐになる可能性もあるようです。

それでちょっとインスピをもらいながら、また、図解してみました。

自分と他の人が、本音同士で話したり、建前同士で話したり、本音/建前だったりするわけです。

そこで勘違いが出たり、思っていないのに変な行動を起こしてしまうことがあります。

行動という結果になって、事実として起きたこととなり、記憶として残るわけです。

一般的には、本音や建前の部分は、コミュニケーション能力の部分だと思います。

ただ、本音以外に、自分が理解していない潜在意識部分や心の部分もあるわけで、ややこしくなるのですよね。

こうした構造は、意図的に作られているのでしょうか?

ナムル:そうでございますな。処世術のひとつともいえますでしょう。

本音の部分は、いわばエゴの部分ですので、裸のようなものでございます。

服を着ているのが、建前ともいえるでしょう。

図解のように、片方が本音で片方が建前というのも、裸と服でバランスがよくないでしょう。

それはともかく、いろんな組み合わせができることで、人生のドラマが楽しめるというわけでございます。

利用して楽しむのもよろしいでしょう。

ただ、図にも書かれたように、相手の心がわかろうがわからぬまいが、行動として起こしたものが記録されるわけでございます。

これが行動することの重要さともいえましょう。

潜在意識にも、気がつかないうちに洗脳されたり、トラウマや、他の人の価値観に感化されたりすることがあります。このちぐはぐさから、思ってもいない行動に出てしまうということになります。

もしご自分でそのような経験をお持ちであるならば、まだ未熟であると自覚されるのもよろしいでしょう。

それらがクリアになり自分の心というものから、本音と建前も通せるようになると、他の人は逆らえなくなります。

ただ、さきほどのちぐはぐさがある人は、過剰反応することもあるでしょう。誰もが真実を知りたいわけではないのです。

心と心でわかりあえば、この世の問題というのはほとんどなくなるものですが、他の人に期待するものでもないでしょう。

自分自身であれば、本音という部分をよく監視することですな。自分の本音と思える部分には、どこかおかしいと思うところはないかと常に監視をすることで、バグを見つけることができます。

それらをクリアにしていくだけですが、なかに特別なものがあるというわけでもありません。

むいても、むいても、皮ばっかという、ラッキョウのようなものです。中は空っぽかというと、その空っぽが全てという、一見矛盾しているような2重構造です。

対人関係で悩んでいたりする場合、チェックポイントは2つでございます。

相手に余計な期待をしていないか?それは甘えでございます。

相手を変えようとしてないか?それは余計なお世話でございます。

家族でも親子でもこれくらいがいいのです。

それよりも、自分自身をチェックする機会として、自らを磨くことですな。

なおき:なるほど。そうですね。ありがとうございます。

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